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怒れる レビー小体型認知症 症例

神経痛にも間違いなく、シーズンがありますが、この異常な酷暑の夏。同じ症状の患者さんを診察する頻度が非常に高くなっていると感じます。先日は、同じ日に同じ症状のレビー小体型認知症患者2名を診察しました。女性。年齢は2人とも80歳代。主訴は妄想・暴言・暴力行為。中枢性の神経疾患。元々のキャラクターは重要。おふたりとも、ふだんは非常に落ち着いた、理知的なキャラ。異なる点は、幻視の出現頻度とパーキンソン症状。一方は幻視が頻繁、他方は滅多に見ることが無く、一方は元々パーキンソン病と言われていたが、他方は振戦・固縮ともに軽い。薬剤はどうか❓フランスに見切られた抗認知症薬群は処方していません。その他、興奮するような副作用がある薬剤とすれば❓ドパミンに関連する抗パーキンソン病薬剤。今回の2症例には異なる作用機序の薬剤を使用していました。実は・・・、レビー小体型認知症の方々だけではないのです、興奮されているのは。この暑さ、グッタリで元気が無くなるのならわかりやすいですが。そうです、興奮気味の為か、比較的、食欲が維持されているから“問題ない”なんて、間違えないように要注意です。良く聞けば、症状に“波”があるのがわかります。なるべく、新規の薬剤は出すべきではありませんね。色々と問診や診察やらで、情報を集めると、過活動型せん妄の状況に陥っているのがわかります。せん妄を起こしやすい状況、疾患、薬剤など、この機会に見直してみると困っている方々の救済に役立つと思います。

専門ですら◯◯だから、即席では❌❌

70後半の女性。10年前に脳梗塞の既往。7〜8年前から、多種多様な妄想出現。常に物を探している。認知症外来を受診。専門医ではアルツハイマーと診断。が、その後もエスカレート。警察には通報するわ、包丁まで持ち出すわ・・・。入院や精神科受診を薦められる。紹介され当院受診。幻視や行動異常ナシ。処方されている薬剤は降圧剤と抗コレステロール薬と・・・◯マリー®︎と◯肝散®︎。最近、この漢方も使っていません。名前も忘れてしまいそう。お決まりの認知機能検査。時計は書けないが、遅延再生も含め、長谷川式は8割正解‼️さすが、◯マリー®︎のおかげで治ってしまったのか🤣❓たんたんと次のステップへ。「アルツじゃないよね、MRI予約します」紹介者自身もとっくに気がついており、ニコニコ。MRIの結果。海馬の萎縮は軽度。ただし、前回の症例同様に広汎な白質病変。アルツハイマーでなけりゃ、◯マリー®︎もさようなら。効いてもいない◯肝散®︎もさようなら。現病歴や既往やMRIの所見から脳の血流を良くする薬となんたらメソッドがけなしていた某薬剤を処方。いずれも1日1回だけとした。・・・ちょうど、当院を受診して2ヶ月。表情からして劇的に改善。家族からも、知人からも、評価は上々。妄想話も聞かれず、もはや、包丁など持ち出す人じゃない。自分の処方の効果❓いえいえ、前医の薬害が抜けたのですよ。アルツハイマーの診断も問題ですが、この世にあるのか❓無いのか❓デタラメな病名をつけて、MRIもみない愉快な方々にどんな医療が期待できるのでしょうか❓いやはや。もちろん、ノーサプリメント。

重度のアルツハイマーに◯◯ニール®︎

80歳代 男性。70歳代半ばから記憶障害にて発症。数年前から認知症専門外来にて◯◯ニール®︎の処方を受ける。服用すると、興奮、妄想も必発。家族も主治医に報告。すると、◯◯ペリドンが追加処方。トイレの場所も分からなくなる。困って相談したケア施設から紹介され受診。錐体外路兆候は認めないが、動作緩慢。明らかに覚醒度が低下。認知機能テストも“薬害”から脱出できたら現状より改善するだろうが、遅延再生0点のトータルも重度のレベル。フランスは今年8月から、ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン、メマンチンの認知症治療薬4剤の健康保険適用除外を通達。しかも、今回の症例で使用されたガランタミンである◯◯ニール®︎。ナニに効いているかも❓なんだが、厚労省の認める適用段階ですら、軽度および中等度のアルツハイマーとなっている。ムダな投薬である◯◯ニール®︎と◯◯ペリドンはバッサリ。MRIの結果報告時には明らかに初診時より言動面に改善を確認。MRIでは、アルツハイマーでも障害される前頭葉の著明萎縮・両側海馬の萎縮を確認。圧倒的な数のアルツハイマー型認知症。アルツハイマーも理解できないレベルで、独力で世界中を飛び回る文献や情報も見つけ出せないレベルで、滅多にお目にもかかれない前頭側頭型認知症が分からないと認知症が診れません❓自分の治療に専念されたし。😂😂😂😂😂😂😂もちろん、この症例もノーサプリメント。