アリセプト®︎ 服用後に 興奮・感情失禁を呈した症例

80+α 歳 患者。


アルツハイマーと診断されて、
商品名アリセプト(一般名ドネペジル)を2週間処方された後、
ドカーンと50日分 出されました。


ヨコミチに逸れますが、
世間では
アリセプト=ドネペジル
の理解すら進んでおらず、
「アリセプト®︎は飲んでいません」と聞いて、
おクスリ手帳を見たら、
ドネペジルがシッカリと処方されていたなんてことも。






アリセプト®︎。


神経を治すなんて効果はゼロ。


理屈からしてムリ、ムダ、ムチャ。


興奮性神経伝達物質である
アセチルコリンを分解されにくくすることで、
“アセチルコリン過剰”環境を作り出し、
認知機能を上げようと言った
やっすい《野望》を持った薬剤。


分不相応な・・・と
言ってしまえばソレまで。




アセチルコリンごときで
できるわけがない。




この中枢神経の世界。




最初からいると・・・
気が付かないでしょうね。


摩訶不思議な“伏魔殿”のような世界。



いくらでも、
疑問が噴き出すコトが
フツウに行われています。




かなり、笑える内容のモノが多いですね。




では、質問です。


広汎に神経原線維変化を呈した、
重症アルツハイマーでいきますか・・・。
変性ニューロンにおける、
アセチルコリン受容体、
正確にはニコチン性受容体ですが、
著しい数の減少を呈している状況で、
半減期が異常に長いアリセプト®︎を
販売元がおっしゃる通りに、
毎日、毎日、・・・服用させた結果、
予想される、
受容体に起こりうる変化を
簡潔に説明されたし。




処方される立場にある医師なら、
フツウに重い浮かんでくる疑問。


アリセプト®︎を処方される、
なんでも御存知の主治医の先生にお尋ね下さい。


最後にアリセプト®︎の添付文書を読んでみましょう。


フランスのしたことは当たり前のことですね。



ざまクリニック所沢のブログ

高齢者専門のクリニックです 所沢地域密着型の臨床医療を基本 ただし 基礎医学理論に基づく臨床医療を提供

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