MRIでも◯◯だから、CTなんて❌❌

もう、

15年以上(もっとかも)、

診療してきた

80歳代 女性。


お付き合いが

長くなりました。


今回、

ちょっとしたキッカケがあり、

MRI撮影となりました。


認知機能に問題なく、

年に何回か(つい最近も)、

海外に一人で行って来る方。


長年の高血圧もあり、

降圧剤を処方していますが、

コントロール状況は良好。


でも、

最近の言動は

昔より、

何だか、

自己否定的。


鬱っぽい・・・。



もともと、

アタマの回転の良い方。


御両親も、

お子様も医療関係者。


色々な悩みも聞いてきたので、

些細な言動でも、

なんと無く気になる

・・・。




MRIの結果。

前頭葉が萎縮している‼️


ピッ◯切痕がある‼️


🤣


医療で、
絶対なんてあり得ない。


そりゃ否定しません。
が・・・
この方の場合、
自信をもって言えますが、
“一部の医者”が
乱発している


ピック病


になるリスクは

ゼロでしょう。


そもそも、

ピック病が

80歳代

発症

なんて❓

🤣


まぁ、

そんなことは

全く心配していません。



さて、ココから本題。



CTファン❓

には

申し訳ないが、

MRIの撮影条件は

上記のモノだけではありません。


上と同じ部位を

異なる条件で

撮影したのが以下。

異常が一目瞭然。


白い部分が目立ちます。


いわゆる、

白質病変

ですね。



MRIを撮影しても、

最初の条件のモノでは、

診断できませんでした。


では、

CTだったら

診断できましたか❓


ゾッとしますね。


各スライスを

ジッと見てみると、

前頭葉の白質に

白い部分が多いコトが

わかりました。


この所見は

処方の参考にもなりました。


なんとか、

鬱っぽい状態から

脱出させませんと。



もちろん、

ノーサプリメントで。


最後に。


MRIでも

完璧には

できないですが、

CTで

認知症診断なんて

できますか❓


高血圧症例は

可能な限り、

MRI撮影を

してもらいましょう。


理由は

何でも知っている

あなたの主治医に

お尋ねください。




ざまクリニック所沢のブログ

高齢者専門のクリニックです 所沢地域密着型の臨床医療を基本 ただし 基礎医学理論に基づく臨床医療を提供

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