東京都は26日、都内がインフルエンザの流行期に入ったと発表した。
昨年より2カ月以上早く、この時期の流行期入りは異例という。
なぜこの時期に流行が始まったかはわかっていないが、
専門家は今季の流行のピークが早まる可能性もあるとみている。
都によると、直近の1週間(16~22日)に
都内419の医療機関から報告された患者数は
1医療機関あたり1・06人で、流行入りの目安となる1人を超えた。
例年の流行入りは11月下旬から12月初旬で、
昨年は12月に入って1人を超えた。
都内ほぼ全域で流行しているが、
特に清瀬市や小平市など多摩地区の北部で流行が多い。
インフルエンザの予防接種が始まるのは
例年10月初旬からで、
体に抵抗力がつくまで2週間ほどかかる。
早期に流行が始まると、
感染が拡大したり重症化する患者が増えたりする可能性もある。
インフルエンザに詳しい、
けいゆう病院(横浜市)の菅谷憲夫医師は
「人口が1千万人を超え、
人の往来も多い東京都でこの時期に
1人を超えたことは影響が大きい。注意が必要だ」
と話している。
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