2018.08.08 08:01怒れる レビー小体型認知症 症例神経痛にも間違いなく、シーズンがありますが、この異常な酷暑の夏。同じ症状の患者さんを診察する頻度が非常に高くなっていると感じます。先日は、同じ日に同じ症状のレビー小体型認知症患者2名を診察しました。女性。年齢は2人とも80歳代。主訴は妄想・暴言・暴力行為。中枢性の神経疾患。元々のキャラクターは重要。おふたりとも、ふだんは非常に落ち着いた、理知的なキャラ。異なる点は、幻視の出現頻度とパーキンソン症状。一方は幻視が頻繁、他方は滅多に見ることが無く、一方は元々パーキンソン病と言われていたが、他方は振戦・固縮ともに軽い。薬剤はどうか❓フランスに見切られた抗認知症薬群は処方していません。その他、興奮するような副作用がある薬剤とすれば❓ドパミンに関連する抗パーキンソン病薬剤。今回の2症例には異なる作用機序の薬剤を使用していました。実は・・・、レビー小体型認知症の方々だけではないのです、興奮されているのは。この暑さ、グッタリで元気が無くなるのならわかりやすいですが。そうです、興奮気味の為か、比較的、食欲が維持されているから“問題ない”なんて、間違えないように要注意です。良く聞けば、症状に“波”があるのがわかります。なるべく、新規の薬剤は出すべきではありませんね。色々と問診や診察やらで、情報を集めると、過活動型せん妄の状況に陥っているのがわかります。せん妄を起こしやすい状況、疾患、薬剤など、この機会に見直してみると困っている方々の救済に役立つと思います。ざまクリニック所沢のブログ高齢者専門のクリニックです 所沢地域密着型の臨床医療を基本 ただし 基礎医学理論に基づく臨床医療を提供 フォロー2018.09.01 06:23ざまクリ7周年2018.07.23 10:5490歳 女性 繰り返す幻視0コメント1000 / 1000投稿
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