脊柱管が狭窄していても無症状

たまには、
脊椎の話でもしましょうか❓


脊椎でも、
骨折と異なり、
神経がからんできますから、
形態学的思考を
ほどほどにしないと、
ありとあらゆる人々が
オペの対象となる
可能性があるのです。


腰椎を見てみましょう。


どっから、
引っ張ってきたんだか、
忘れちゃったんですよね。


シンプルな図でなんか好きなんです。


右が腰椎を横から、
左が腰椎を上から覗いた絵。

左側の絵で中ほどに
輪っかがありますけど、
そこに脊髄がおさまるのです。


背骨の上から下まで、
輪っかが連なり、
脊髄がながながとおさまる腔が
『脊柱管』と呼ばれています。

その脊柱管という
まさに「トンネル」
を構成する、
『トンネルの壁』に
問題が起きるとどうなるか❓


下の図の左側なんて
狭苦しいでしょう‼️

コレが脊柱管の
『狭窄』と呼ばれる状態ですね。


実際のMRIをどうぞ。


まずは正常な部位。

次が狭窄部位。

一目瞭然でしょうが・・・




では、
この方にどんな症状が❓


痛み、しびれ、間歇性跛行、
膀胱直腸障害・・・など、
ナニモありません‼️




「前頭葉が萎縮してますネ‼️
あなたはピックり病です‼️」


「脊柱管が狭窄してます‼️
あなたは脊柱管狭窄症です‼️」


画像バカレベルの話です。


脊柱管狭窄『症』ではナイ。
症状が無いんだから。


日付けがかわったら、
自称「専門家」の画像における
知識を分析してみましょう。











ざまクリニック所沢のブログ

高齢者専門のクリニックです 所沢地域密着型の臨床医療を基本 ただし 基礎医学理論に基づく臨床医療を提供

0コメント

  • 1000 / 1000