2017.01.13 13:28『治療抵抗性』レビー小体型認知症の正体80歳代男性。他院で「海馬の萎縮」 を指摘されています。当院受診後、確認できた症状や所見は以下の通り。・進行性の認知機能の低下・頻回の幻視・妄想 特に嫉妬妄想・歩行障害 幸い転倒はありません・レム睡眠行動障害・薬剤過敏性 ごく微量で悪化します・低活動型せん妄・振戦や筋固縮はハッキリしません・眼球運動障害は認めません・失禁はありません・けいれんの既往はありません ところが・・・です。薬剤過敏性があれば、むしろ、微量での管理が可能となるハズなんですが・・・効果が出ないのです。まさに治療に抵抗。ヤルコト、ナスコト、見事にはね返されています。こうなれば、オマケがあることは確実。そう、レビーオンリーじゃないだろうと言うこと。いよいよ、頭部CTをオーダー。ありました、ありました。脳梗塞を合併したレビー◯ックスですか〜🤣いえいえ、違います。冠状断(脳を顔面方向から)透明中隔腔を認めます。確かに両側で海馬は萎縮していますが・・・。トンデモもなく、重要な所見があります。下記をご覧ください。水平断(頭のてっぺんから)脳のシワ(脳溝)が細くて、目立ちませんよね。矢状断(頭を真横から)アタマのてっぺんにはやはり脳溝が目立ちません。さて・・・所沢の有志諸氏、この患者さんはナニを合併していたか、わかりましたか❓答えは拙著194ページを‼️ざまクリニック所沢のブログ高齢者専門のクリニックです 所沢地域密着型の臨床医療を基本 ただし 基礎医学理論に基づく臨床医療を提供 フォロー2017.01.14 08:47「認知症ねっと」で紹介されました2017.01.12 13:06痛み疾患 急増中⤴️⤴️0コメント1000 / 1000投稿
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